ジーロング・ウェストで出会う、古着と人の温もり
メルボルンから電車で1時間。
カフェとカルチャーが並ぶ海辺の街ジーロングの中でも、「Geelong West(ジーロング・ウェスト)」はひと味違う。
中心を走る Pakington Street(通称“Pako”) は、地元の人たちが通うカジュアルなショッピングストリート。
そこには、個性豊かな古着屋とオプショップが軒を連ね、“暮らすように遊ぶ”魅力が詰まっている。
Geelong駅から海とは逆の方向に歩いてすぐ着くこともできるので、見逃すことなく回ってみるのもいいかもしれない。
海側の記事はコチラから読めます。

ジーロング・ウェストの街並み
古い建物をリノベーションしたカフェ、ストリートに並ぶブティック、週末にはマーケットが開かれ、
通りを歩くだけでも“ローカルの日常”が感じられる。
学生やワーホリの人たちがふらりと立ち寄り、掘り出し物を見つけては笑い合う、そんな街だ。


落ち着いた街並みで近くにはタウンホールもある。
Geelong Westで古着屋巡り
Vinny’s― 地元密着の定番オプショップ
まず訪れたいのは、ブルーの看板が目印の「Vinny’s」。
オーストラリア全土に展開するチャリティショップで、ここジーロング・ウェスト店(73 Pakington St, Geelong West VIC 3218)も地域の人々に愛される存在だ。
棚にはデニムやシャツ、ワンピースなどがぎっしり。
値札は驚くほど手頃で、$5〜$10台の掘り出し物も多い。
リメイク目的で訪れる学生もいれば、古着のリサイクルを楽しむローカルも。
📍73 Pakington St, Geelong West VIC 3218


Vintage Warehouse Geelong― 時間が止まったような空間
もう少し西へ足をのばすと、倉庫を改装した大型ヴィンテージショップ「Vintage Warehouse Geelong」がある。
古着だけでなく、アンティーク家具、レコード、雑貨、時にはミリタリーアイテムまで。広い空間にぎっしり並ぶ商品は、まるで小さな“時代の博物館”のようだ。
📍3/6 Separation St, North Geelong VIC 3215



とにかく様々な商品が隙間を埋めるように並んでいる。
メンズ物はそこまで多くないが、状態は比較的良かった。
Geelong Vintage Market
最後に立ち寄りたいのが「Geelong Vintage Market」
(1 Fyans St, South Geelong VIC 3220)。
ジーロング最大級のアンティーク&リサイクルマーケットで、衣服、雑貨、レコード、食器、アクセサリー…
200以上のブースが並ぶ圧巻の空間だ。
ワーホリ中の人なら、“仕事のない日曜の朝”に訪れるのがおすすめ。
📍1 Fyans St, South Geelong VIC 3220
写真撮り忘れました。すみません。
規模がかなり大きめの掘り出し物マーケット。
日曜日は来客も多いのでにぎわってます。
Salvos Store – 思い出が詰まったチャリティショップ
ブルーとレッドのロゴが目印の「Salvos Store(サルボス・ストア)」。
オーストラリア全土に展開する救世軍系のチャリティショップだ。
ここでは、古着・雑貨・家具・レコードなど、
あらゆるアイテムがリサイクルされて並んでいる。
値札は驚くほど手ごろで、Tシャツやデニムは$5〜10ほど。
日曜日はお休みだったので行けなかったが平日に行く方は見てみるべし。
📍4/23 Pakington Street, Geelong West VIC 3218

Lifeline Op Shop – 心も温まる、定番の宝探し空間
同じ通りにある「Lifeline Op Shop(ライフライン・オプショップ)」は、もう少しアーティスティックな雰囲気。
白壁の店内に整然と並ぶ古着、アクセサリー、本、そしてインテリア小物。運営団体「Lifeline」は、オーストラリアの自殺防止・メンタルヘルス支援を行う慈善団体。
ここで買い物をすること自体が、その活動を支えることにつながる。品ぞろえは幅広く、60年代のドレスやヴィンテージバッグ、時にはハンドメイドのアクセサリーまで登場する。
📍88 Pakington Street, Geelong West VIC 3218


ほぼい直線に続く道に沿って店舗があります。
迷いずらく適当に歩いていてもつきやすいです。
この記事のまとめ
ジーロングというと、海沿いのウォーターフロントやアートの街並みがよく注目されがち。
けれど、少し西に歩けば、そこにはまったく違う表情がある。観光地のきらびやかさではなく、人の暮らしと温もりがそのまま息づく Geelong West。
このエリアには、通りのあちこちに古着屋やオプショップが点在し、
静かな通りを歩くだけで小さな発見がある。お気に入りの一着を見つけるのもいい。
お店のスタッフと英語で言葉を交わすのもいい。
古着という時間のかけらを手にするたびに、この街のリアルな生活が少しずつ見えてくる。派手ではないけれど、確かに“地元が生きている場所”。それが、ジーロング・ウェストの魅力だ。
天気が悪くなってしまった日なんかにはもってこいのエリアかもしれない。


