メルボルンCBDからV/Lineで約1時間。
Melbourneから少し足を伸ばしたいときにおすすめなのが、Victoria州南西部にある Geelong(ジーロング)。
Port Phillip Bayに面したこの街は、海辺の景色がきれいなだけでなく、羊毛産業や製造業によって発展してきた歴史があります。
現在はウォーターフロントを中心に、カフェやレストラン、博物館、アートスポットなどが集まり、日帰り旅行にもぴったりのエリアです。
今回紹介したいのは、ジーロングらしさを感じられる3つのスポット。
Little Creatures Geelong:歴史ある工場を利用したブルワリー
National Wool Museum:オーストラリアの羊毛産業を学べる博物館
Geelong Bollards:海辺に並ぶカラフルな木の人形
さらに、海沿いのEastern Beachや歴史あるメリーゴーラウンドなども組み合わせれば、ジーロングの街をより深く楽しめます。
ビール・歴史・アート・海辺の散歩を1日で楽しめるのが、ジーロング観光の魅力です。
電車でも車でもアクセスしやすいGeelong。朝早くから夜遅くまで楽しめる郊外のエリアとして人気のあるエリアを紹介します。
ジーロングってどんな街?
ジーロングは、Melbourneに次ぐVictoria州の主要都市の一つ。
現在は住宅地や商業施設が広がる大きな街ですが、かつては港を通じた貿易や羊毛産業、製造業によって発展しました。
特に重要だったのが、オーストラリアの羊毛産業で、周辺地域で生産された羊毛がジーロングに集まり、保管や選別、販売などが行われていました。
羊毛工場も数多く建設され、街の経済を支えてきました。現在も、その歴史を感じられる古い建物が残っています。
▶参考文献 National Wool Museum公式情報
一方、現在のジーロングは、歴史的な街並みだけでなく、ウォーターフロントの整備やアート、飲食店なども楽しめる街になっています。
特に海沿いには、地元の歴史上の人物を表現した木の人形が並び、散歩しながら街の文化を知ることができます。
歴史のある建物を見て、海辺を歩いて、地元のビールを楽しむ。
そんなゆったりした過ごし方が似合う街です。
ジーロングでやりたいことリスト
メルボルンからV/Lineでアクセスできる
National Wool Museumで羊毛産業の歴史を学ぶ
Little Creaturesでクラフトビールと食事を楽しむ
Geelong Bollardsを探しながら海辺を散策
Eastern Beachで海の景色を楽しむ
歴史あるGeelong Carouselを見る
車がなくても、中心部の博物館とウォーターフロントは比較的回りやすいエリアです。ただし、Little Creaturesは中心部から少し離れているため、移動時間を考えて予定を組むのがおすすめです。
V/Lineで行く場合
Southern Cross StationからGeelong方面のV/Line列車に乗り、Geelong駅で下車します。
所要時間は列車によって異なりますが、約1時間が目安です。出発時刻や停車駅は日によって異なるため、訪問前に最新の時刻表を確認してください。(V/Line公式サイト)
Geelong駅からNational Wool Museumやウォーターフロントへは徒歩でアクセスできます。
車で行く場合
Melbourneから西方向へ向かい、Princes Freewayなどを利用してアクセスできます。
渋滞や出発地点によって所要時間が変わるため、当日の道路状況を確認しておくと安心です。
National Wool Museum|ジーロングと羊毛産業の歴史を知る



ジーロングの歴史を知りたいなら、National Wool Museumはぜひ立ち寄りたいスポット。
ウォーターフロントの近くにある博物館で、1872年に建てられた歴史的な羊毛倉庫を利用して、ギフトショップとミュージアムとして現在は営業しています。
建物はブルーストーンと呼ばれる石材を使った重厚な造りで、外観からも当時の産業の勢いを感じられます。
かなり大きな建物で見つけやすいです。
もともとはC.J. Dennys & Co.の羊毛倉庫として建設され、開館当時はVictoria州でも特に大きな倉庫の一つだったそう。
1988年にNational Wool Museumとして開館し、現在は羊毛だけでなく、繊維、衣服、産業、地域の歴史などを紹介しています。
▶博物館について詳しく知りたい方はコチラをクリック
羊毛がオーストラリアの経済を支え、ジーロングという街を発展させてきた過程を知る場所としてオススメです。
National Wool Museumでは、羊毛や繊維に関する展示に加え、実際の産業や人々の暮らしについても学べます。
主な展示テーマには、次のようなものがあります。
On the Land:土地と農業、羊毛生産にまつわる物語
In the Factory:工場での加工や製造の歴史
Machinery in Action:羊毛産業を支えた機械
企画展:現代アート、テキスタイル、産業や文化に関する展示
博物館のコレクションは9,000点以上に及び、繊維製品、機械、写真、資料、アート作品などが含まれています。(コレクション情報)
歴史的な道具や機械を見ることで、羊毛がどのように加工され、衣服や製品になっていったのかをイメージしやすくなっています。
また、企画展は時期によって入れ替わります。2026年は、交通や移動をテーマにした参加型展示「On the Move」が5月30日から11月22日まで開催されています。訪問日によって展示内容が変わるため、公式サイトを確認してみてください。
National Wool Museumの基本情報
住所
26 Moorabool Street, Geelong VIC 3220
営業時間
10:00〜17:00、毎日営業
休館日
Christmas Day、Boxing Day、Good Friday
入館料
大人:A$13
Concession:A$10
子ども:A$8
Family:A$40(大人2名+子ども最大4名)
アクセス
Geelong駅から徒歩約10分。ウォーターフロントからも近い場所にあります。
所要時間の目安
約1〜2時間
※料金や営業時間は変更される可能性があるため、訪問前に公式サイトで最新情報を確認してください。
Little Creatures Geelong|歴史ある工場でクラフトビールを楽しむ



ビール好きなら立ち寄りたいのが、Little Creatures Geelong。
South Geelongにあるブルワリーで、かつてのValley Worsted Millsという羊毛工場の建物を利用しています。
赤レンガ調で遠くからでも見つけやすいです。
Little Creaturesは2000年に西オーストラリア州のFremantleで始まったクラフトビールブランドです。
その後、東海岸でもビールを醸造する拠点を作ることになり、2013年にジーロングでの醸造を開始しました。
▶Little Creaturesniについて詳しく調べる
もともと羊毛産業を支えていた工場が、現在はビールを造り、食事を楽しむ場所になっているのが面白いところ。建物は大きく見て回るだけでもじゅうぬんに楽しめます。
昔の産業施設を活用しながら、新しい街の楽しみ方を生み出しているスポットです。
車での方がアクセスしやすいですが、ビールを楽しむ可能性があるなら電車で行くべし!
駅から距離があるので事前に調べておくことをオススメします。
Brewery Tour|ビールを楽しみ工場を見学する
Little Creatures Geelongは、一般的なパブとは少し違います。
広い敷地に醸造設備があり、食事を楽しめるCanteenやイベントスペースなども併設されています。
公式サイトでは、看板商品のビールに加えて、季節限定のビールなども紹介されています。ピザやシェアプレートなどの食事もあるため、ビールを飲まない人と一緒でも利用しやすい場所です。
(Little Creatures Geelong公式サイト)
店内では、醸造設備やタンクが見える場所もあり、ビールが造られる工場ならではの雰囲気を楽しめます。
ビールを飲むだけでなく、建物や空間も含めて楽しむ場所と考えると、より面白いと思います。
時間に余裕がある方はツアー参加もオススメ。
ツアーでは、スタッフの案内で醸造所を見学し、麦芽やホップなどの原材料、ビールができるまでの工程、Little Creaturesの歴史などを学びます。
最後には複数のビールを試せるテイスティングもあります。(Brewery Tour公式情報)
ツアーの目安
見学:約60分
テイスティング:約30分
料金:1人A$35
開催時間:水・木15:00、金〜日11:00・15:00
※開催時間や料金は変更される場合があります。公式サイトで予約状況を確認してください。
ツアー参加には18歳以上であることが必要です。また、醸造エリアでは閉じた靴を着用し、ツアー中はアルコールの影響がない状態であることが求められます。気温が32℃を超える場合は、ツアーが中止になることもあります。(ツアー参加条件)
Little Creatures Geelong 店舗情報
住所
221 Swanston Street, South Geelong VIC 3220
営業時間
水・木:11:00〜21:00
金・土:11:00〜Late
日:11:00〜17:00
※月・火曜日は通常営業日の案内がないため、訪問前に営業状況を確認してください。
Geelong Bollards|海辺に並ぶカラフルな木の人形





ジーロングらしい風景を見たいなら、ぜひ探してほしいのがGeelong Bollards。
ウォーターフロントを歩いていると、カラフルに塗られた人形のようなオブジェが海沿いに並んでいます。
初めて見ると、なぜこんなにたくさんの人形があるのか不思議に感じるかもしれませんが、これらはジーロングの歴史上の人物や地域の暮らしを表現した公共アート。
作品は古い桟橋の木材を再利用して作られており、1990年代にアーティストのJan Mitchellが制作を進めました。
そして市の委託を受けて、歴史上の人物や街の文化を表現する作品がウォーターフロントに設置されていきました。
▶City of Greater Geelong公式情報
現在は、ウォーターフロントだけでなく周辺地域にも広がり、ジーロングを代表する観光スポットの一つになっています。
Geelong Bollardsには、Wadawurrungの人々を含む、この土地の先住民文化に関わる作品も多くあります。
昔の海水浴や地域のスポーツ、教育、音楽など、街の生活を表現した作品もあります。
例えば、Eastern Beach周辺にあるLifesaversの作品は、地元の子どもたちに水泳を教えたBill Coyteという人物をたたえています。
▶Eastern Beach Lifesaversの解説
こうした背景を知ると、ただカラフルな人形を撮影するだけではなく、それぞれの作品が何を伝えようとしているのかを考えながら歩けます。想像するだけでも面白いです。
散歩しながらあちこち見つけることができるので、観光に来た際に一緒に撮影してみてください。
どこにある?全部見るにはどれくらいかかる?
市の案内では、全体のトレイルは48か所あり、片道約2時間が目安とされています。(Geelong Bollard Trail公式案内)
全部を一度に見ようとすると、かなり歩くことになります。
初めて訪れるなら、まずは短いWaterfront Bollards Trailがおすすめ。
こちらは代表的な作品を選んだコースで、片道約30分、往復約1時間が目安です。(Waterfront Bollards Trail公式案内)
海沿いを散歩しながら、気になった人形を探してみてください
Geelong Bollards 基本情報
場所
Geelong Waterfront
料金
無料
所要時間
短いWaterfront Trail:約1時間(往復)
全体のトレイル:約4時間(往復の目安)
公式情報
海沿いには個人的に大絶賛のジャパレスがあります。ランチのアイデアとしてこちらの記事もご覧ください!!
Eastern Beach|海沿いをのんびり散歩する
Bollardsを見ながら歩くなら、ぜひ一緒に訪れたいのがEastern Beach。
Corio Bayに面したウォーターフロントエリアで、海沿いの遊歩道や芝生、ピクニックを楽しめる場所があります。
博物館や街中を歩いた後に、海を眺めながら少し休憩するのにぴったりです。
天気のいい日は水辺が明るく、地元の人が散歩したり、家族で過ごしたりする様子も見られます。
ジーロングは歴史的な産業の街という一面がありますが、こうした海辺の空間を見ると、現在の暮らしや休日の過ごし方も感じられるので、観光スポットを次々に回るより、海沿いで少しゆっくりする時間を作るのがおすすめです。
Geelong Carousel|海辺に残る歴史あるメリーゴーラウンド
ウォーターフロントを歩いていると、目に入るのがGeelong Carousel。
歴史ある木製のメリーゴーラウンドで、海辺のパビリオンに保存されています。
昔ながらの装飾や木製の動物たちが特徴で、現代的な遊園地のアトラクションとは違う雰囲気があります。
Bollardsの散策ルートにも近いので、海沿いを歩く途中に立ち寄りやすいスポット。
Bollardsを探す → Carouselを見る → Cunningham Pier周辺を散歩する
という流れにすると、ウォーターフロントの見どころをまとめて楽しめます。
営業状況や乗車できる時間は変わる場合があるため、訪問前に現地の案内を確認してください。
ジーロングのおすすめモデルコース
まとめ|歴史・ビール・海辺のアートを楽しむジーロング
ジーロングは、Melbourneから日帰りで訪れやすく、歴史と海辺の街歩きを楽しめる地方都市です。
羊毛産業の歴史を知りたいなら、1872年の倉庫を利用したNational Wool Museum。
クラフトビールを楽しみたいなら、古い羊毛工場を再利用したLittle Creatures Geelong。
そして、ジーロングらしい景色を見たいなら、海沿いに並ぶGeelong Bollardsがおすすめです。
特にBollardsは、カラフルな木の人形を撮影するだけでなく、それぞれが地域の歴史や人々の暮らしを表現しているのが面白いところ。
博物館で過去を知り、海沿いで街の文化に触れ、最後にビールや食事を楽しむ。
「歴史を学ぶ観光」と「のんびり街を歩く観光」の両方ができるのが、ジーロングの魅力だと思います。
有名観光地を急いで回るよりも、博物館や海辺で少し時間をかけながら、街の雰囲気を感じてみてください。
メルボルンから電車で行けるので、車がない人にも計画しやすい日帰り旅行先です。
公式情報
Geelongは休日に行くとイベントが行われていたり、多くの観光客でにぎわっています。
しっかりのんびり回るなら平日、ローカルの雰囲気を存分に味わいたいなら休日に訪れるのがオススメです。
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